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リオTCE=AG社らに資産差し押さえ=マラカナン改修で約2億レ

 リオ州会計検査院(TCE)は5日、14年のW杯前のマラカナン・スタジアム改修工事での不正に関し、オデブレヒト、アンドラーデ・グチエレス、デルタの3社に対して、1億9800万レアルの資産差し止めを認めた。5日付伯字紙サイトが報じている。
 マラカナンの工事の契約とそれに付随する16の事業に関する不正に関するTCEでの審理は2010年からはじまっており、22件の訴訟問題に発展していた。
 5日の審理はAG社元理事のクロヴィス・レナト・ヌマ・ペイショット・プリモ氏が行った報奨付供述に基づくもので、同氏は契約金の1%をTCE院長だったジョゼ・マウリシオ・ノラスコ氏に払うことを承認したという。同氏はTCEへの賄賂を承認したが、実際に支払われたかは確認していないという。
 クロヴィス氏はまた、セルジオ・カブラル・リオ州元知事に対しては契約金の5%の贈賄を行ったと語っている。
 3社の資産差し押さえはスタジアムの改修工事に関するものだが、この金額は、3社が同州内で請け負っている事業(地下鉄4号線やBRTのトランスオリンピコ線の工事など)に対する支払い分から徴収しても良いことになっている。
 これら3社はいずれも、ラヴァ・ジャット作戦での疑惑企業としても知られている。