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東西南北

 3日午後、パラナ州の国道277号線で、4万4千リットルのアルコールを積んだトラックが横転、対向車線の車12台を巻き込む事故を起こした。その時、重傷を負った父親が生後間もない娘を別の車の運転手に渡して命を救うという出来事があった。現場ではその後、漏れたアルコールに引火して大爆発も起きた。被害車の運転手の一人は生後17日の娘を抱えて外に出、歯科医のセルジオ・シャクトさんに我が子を託した。父親はその後に起きた爆発で火に包まれて焼死。消防が見つけた4人目の遺体が父親、5人目の遺体が母親だった。トラックの運転手はブレーキが利かなくなっていたのに運行を続けており、殺人罪で捕まった。奇跡的に救われた赤ちゃんの幸せを願いたいところだ。
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 3日、大サンパウロ市圏グアルーリョスで、会計アナリストのスエレン・デ・アルメイダ・ギマリャンエスさん(32)が、恋人の男性と住む10階建てアパートから転落死した。隣人はその直前に、二人が激しく口論するのを聞いた。恋人は「彼女が攻撃的になってきたので、酒を飲まずに外出したが、戻ってきたら転落していた」と語っているが、警察は、監視カメラの映像で証言の矛盾が確認されたと述べている。
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 4日のサッカー全国選手権、絶好調のパルメイラスはペルナンブッコ州での対スポルチ戦を3―1で制し、コリンチャンスに勝ち点差3をつけて首位を維持した。19歳のエース、ガブリエル・ジェズスはこの日も1点を決め、13試合で10得点。得点王争いでも2位に2点差をつけ、大黒柱ぶりを発揮している。