リオ五輪委員会とC&Aが6日、リオ五輪の開会式と閉会式でブラジル選手団が着用する制服を発表した。
ブラジルで生まれた海辺の服を世界中に広め、世界的に知られるデザイナーのレミィ・ニーマイヤーがブラジルの海岸や多彩な色、植生などを念頭に置いてデザインした服は、軽くて動き易い素材という点も配慮されている。
女性の制服は、全体に柄が描かれたポリエステルのジョーゼットのブラウスとスカートに紺のブレザー。男性の制服は白いワイシャツにベージュのズボン、紺のブレザーだ。靴はベージュのスエードのオックスフォードシューズで、女性のブラウスなどと同じ柄のスカーフと麦藁製の帽子も用意されている。
リオ五輪選手団の制服は、五輪委員会とサンパウロ・ファッションウイークの製作部門のディレクター、パウロ・ボルジェス氏が作成したリストに掲載されたデザイナーの作品の中から選ばれた。現役選手を含むグループによる選考会は難航したが、最後になって4人の選手が着用したレミィ氏デザインの制服が登場すると、委員全員の意見が一気にまとまったという。
選考会にはカルロス・ヌズマン五輪委員会会長も出席し、「選手達の着心地や快適感が最も重要だ。この制服は開会式と閉会式の他、競技会場でも使用される。ブラジルは今、最大のスポーツの祭典に向けて意気が高揚しており、選考会もレベルの高いものになった」と述べた。(6日付リオ2016公式サイトなどより)