パラナ州の連合会「リーガ・アリアンサ」(折笠リカルド会長)が6月18日、パラナ州ローランジャ市の日本移民センターでパラナ開拓先亡者慰霊祭を開催した。寺道博在クリチバ首席領事、西森ルイス連邦下議、折笠会長を始め約300人が参列した。
アリアンサの吉田パウロ副会長から追悼文が読み上げられ、寺道首席領事が追悼の言葉を述べた。昨年の外交120周年、パラナ州兵庫県姉妹提携45周年、秋篠宮ご夫妻の来伯について触れ、その報告などが述べられた。
ロンドリーナ西本願寺の堅田玄悠師による読経で、慰霊法要が行なわれた。法話に立った堅田師は「『おかげさま』の『かげ』とは目に見えないけれど大切なもの。人は空気を吸い、牛や豚、鶏などの命を頂いて生きている。昔の人は目に見えないものにこそ、本当に大切なものがあるとした」と説き先人に敬意を表した。
桜の咲く会場で焼香が行われ、出席者は先亡者の霊に深い感謝の祈りを捧げた。その後の懇親会は移民センターの会館で行われ、婦人部手作りのうどんが振舞われた。
またロンドリーナ文化会館(ACEL)でも同月15日に慰霊祭を行い、平日ながら200人を集め、80歳以上の高齢者に記念品を贈った。