ブラジル日本通運有限会社(細谷浩司社長)が7日、国家衛生監督庁(ANVISA)から医療用器具の保管に関する企業活動認証を取得したと発表した。
14年の安倍首相来伯の際、日伯両国間での医療、保健分野における協力関係に同意したことを受け、日系企業による当該分野での進出が見込まれることから、同社は認可申請を進めてきた。
認証取得を機に、対象商品についてより高品質なサービスを提供し、成長が見込まれる同国医療関連市場に進出する顧客の原材料配達、生産管理、物流、販売までを支援する。
同社は今年3月にも化粧品、香水、トイレタリー製品の保管に関する認証を取得済み。今回の医療用器具保管の認証取得で、より幅広い貨物の取り扱いが可能となった。ブラジルでは、公衆衛生に影響する恐れのある製品やサービスに対し、国家衛生監督庁が規制、管理、監視を行っている。