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 お経のポ語小冊子を作成した曹洞宗天随禅寺のソウザ孤圓師は、元々カトリックを信仰する家に生まれ育った。しかし13歳で「なぜ家族も周囲の人たちも、教えを忠実に守っていないのか?」と疑問を抱くようになり、それ以来、納得できる教えを探し始め、28歳で禅宗と出会ったという。「私が禅宗に出会うまで15年もかかった。教えが身近にあれば、もっと早く学べたのに。冊子が同じ境遇の人の助けになってくれたら嬉しい」とは、冊子作成のもう一つの動機。天随禅寺はサンパウロ市パカエンブー競技場すぐ横にあり、定期的に座禅会を行っている。興味のある人は参加してみては?(住所=Rua Desembargador Paulo Passalaqua, 134, 電話=11-3865-5285)
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 NHKプレミアムで本日14日午前8時15分放送の「所さん!大変ですよ」は鳥居特集らしく、なんとブラジルの鳥居の話もでてくるとか。ニッケイ新聞が協力し、モジ百周年記念公園やらサンジョゼ・ドス・カンポスにある鋼鉄の鳥居などの写真数枚を提供した。ようやくブラジルが〃鳥居大国〃であることを日本が気付いてくれたようだ。これからは「日系人の象徴」としてブラジル各地に建立された鳥居の勇姿を、日本のメディアにもっと取り上げてほしいものだ。