日本祭りの基盤は県人会

　大成功に終わった県連日本祭り。時代の変化に合わせて刷新を図ってきた市川実行委員長は「雰囲気が非常に良かった」と手応えを感じている。
　初参加で、会場を熱狂の渦で包んだのが日本の二人組ダンスユニット「Ｈｉｌｔｙ＆Ｂｏｓｃｈ」。彼らにその秘訣を聞くと、「一番大事なのはお客さんとの距離感。いかに巻き込んで距離間を縮めたエンターテイメントにするか」と言う。
　県連は祭りをより満足度の高いものにするために統計収集や分析、マーケティングに力を入れていくという。それも大事だが、県連の基礎である県人会を活気付けることが最重要だろう。
　青年部のアイデアで郷土食を成功させた県人会では、来年さらに若者の参加が増えるだろう。日本祭りという場をどう活かして県人会を活性かさせていくか。祭り自体の成功も大事だが、県人会の盛り上がりこそが一番大切だ。（航）