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ブラジル男子体操=コーチ虐待疑惑で一時離脱=最終決断は検察の捜査待ち

 ブラジル体操男子代表チームのコーチ、フェルナンド・デ・カルヴァーリョ・ロペス氏が性的虐待で告発され、8日に代表スタッフから外されたと15日付フォーリャ紙やG1サイトが報じた。
 同氏への告発は同氏が指導していた未成年選手の両親によるもので、サンパウロ州検察局が捜査中だ。未成年選手と代表チームの選手1人は既に事情聴取を受け、未成年選手に近い人物やロペス氏も近日中に事情聴取を受ける予定だ。同氏は「弁護士からは何も聞いておらず、告発された事も何の容疑かも知らない。やましいところはなく。心は平静だ」としている。
 代表チームのレアンドロ・フィンコ・コーディネーターは、ロペス氏の一時離脱は代表チームと選手を五輪目前の喧騒から守るためで、「ブラジル体操連盟は最終結論を下すための情報が出てくるのを待っている」と述べた。ロペス氏の同連盟の籍は解かれてはいない。
 ロペス氏は代表選手のジエゴ・イポリトの指導も担当しており、今後の指導は、アルトゥール・ザネッチ担当のマルコス・ゴトウ氏に移る。
 ブラジル体操男子代表は、ジエゴとザネッチ、アルトゥール・ノリ、セルジオ・ササキ、フランシスコ・バレット・ジュニオルの5人で、レナト・アラウージョ監督は個人戦でのメダル4個と団体戦での上位入賞を狙えるチームと語っている。