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家族とともに楽しい一時=あけぼのホームで運動会

玉転がしの様子

玉転がしの様子

 サンパウロ州グアルーリョス市にある援協傘下の特別養護老人施設、あけぼのホームで先月26日、第9回運動会が催された。秋晴れの爽やかな運動会日和の中、入居者やその家族を含め約500人で会場が賑わった。
 同施設はJICAの助成を受け2003年に落成。日本政府の資金援助で建設された、国外初の日系高齢者施設だ。寝たきりなど重度な介護が必要とされる要介護者向けの施設で、現在46人が入居中。常時ほぼ満員という。
 運動会では車椅子の入居者が楽しめるように、手を動かして簡単に楽しめるように工夫された「玉転がし」や「玉入れ」などで盛り上がり、訪れた家族向けに「ムカデ競争」なども行なわれ、一緒になって楽しい一時を過ごした。
 その他、天理教のボランティアにより焼きそばが準備されたほか、午後からはビンゴ大会も行われ、会場は来場客で一杯となった。施設運営を手伝うノムラ・マリアさん(46、二世)は一日を終え、「入居者の方やご家族の方が久々に顔を合わせて、楽しそうに参加する姿を見てほっとした」と喜びを見せた。