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日語センター=両親に別れ告げ25人が訪日=「ふれあい日本の旅」出発式

離伯を前にあいさつする生徒

離伯を前にあいさつする生徒

 ブラジル日本語センター(立花アルマンド敏春理事長)が先月29日夜、15歳前後の日本語学習者に向けて実施する『第6回ふれあい日本の旅』の出発式を行った。今回は25人が参加し、29日間かけて全国各地を巡る。
 札幌や広島の原爆ドーム、東京ディズニーランドやジブリの森などの観光に加え、広島県立祇園北高等学校での交流や、大分県の立命館アジア太平洋大学キャンパスツアーなど、盛りだくさんの旅行プログラムとなっている。
 立花理事長は「たくさんの物事を見て勉強して帰ってきてください。長い旅行で親から離れる経験も重要です」と言葉を送った。団長の志村マルガレッチさんは、「おもてなし、もったいないなど、見えない文化も味わってほしい。旅行から帰った後の成長がすごく楽しみです」とあいさつした。
 張木笑美さん(14、三世)と谷口まいやさん(14、同)は「日本の生活、文化の違いを見たいのでホームステイが楽しみ。あとは日本人と日本語で話したい」と抱負を語った。両親とは約1カ月の間離れることになるが、「ガールスカウトで子どもたちだけの旅行をしたことがあるので平気!」と頼もしく笑った。
 出発式では持ち物確認の後、生徒たちによる歌とダンスの発表が行われた。最後に生徒たち皆で夕食を取り、記念撮影。気持ちを引き締めた25人は期待に胸を膨らませ、両親と別れの挨拶を交わし旅立っていった。