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東西南北

 サンパウロ市のCPTM12号線から、サンパウロ州グアルーリョスのクンビッカ空港までをつなぐモノレール13号線の建設は遅れに遅れていたが、サンパウロ州の見解によると、どうやら18年の上半期には完成しそうだという。だが、一つ大きな問題がある。それは、クンビッカ空港駅が、同空港のターミナル1の近くに作られる予定で、ターミナル2はそこから2キロ、ターミナル3は3キロ離れているという点だ。サンパウロ州によると、建設担当の業者は各ターミナルに届くよう、モノレールの駅をさらに造ることを約束したというが、業者によると、それを造ると、工期が最低でもあと1年半延びるとか。中途半端な形での開通になってしまうか。
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 ペルナンブッコ州のレシフェ大都市圏にあるイタマラカー刑務所で、囚人たちがシュラスコを食べている写真が見つかり、問題となっている。その肉は猫の肉で、刑務所内にいた猫を捕まえて焼いたという。しかもシュラスコが行われたのは囚人たちの刑務外の人との面会の時間。つまり一般の人も参加したわけだが、その中には子供も混ざっていたという。同州は調査を進めているというが、リオ五輪前にあまり聞きたくない話だ。
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 今週になって、サンパウロ市では再び肌寒い日々が続いており、19日未明には南部ジャバクアラと北部ペルスで、共に最低気温8・5度を記録している。20日もこの寒さは続いたが、問題は、最低気温だけでなく、最高気温も低いこと。予報では22日まで、最高気温は20度に達しないとか。服を重ね着するなどの予防策をとった方が良さそうだ。