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Copom=Selicは現状のまま=インフレ続きで先送りへ

 中銀は20日の通貨政策委員会(Copom)で、経済基本金利(Selic)を現状の14・25%のままとした。今年後半にも始まるとみられていた基本金利引き下げは、まだしばらく行われそうにないと21日付伯字紙が報じている。
 今回のCopomはイラン・ゴールドファイン新総裁就任後、はじめてのものとなったが、Selicは15年7月15日から8回連続で、14・25%のまま据え置かれた。
 Selicが高いと消費や投資が抑制されるため、Selicの引き下げは、市場関係者らがかねてから望んでいた。
 だが、「2017年のインフレを目標値の4・5%にする」ことを望むイラン総裁は、経済活動の弱体化でインフレ圧力は弱まっていることを認めつつも、6月までの12カ月の累積インフレ率が8・84%に再上昇したことなどを鑑み、インフレ対策を優先した。
 イラン総裁は、政府が提出した財政調整法案の議会審議も始まっておらず、ジウマ大統領の罷免問題も結論が出ていないことや、英国のEU離脱問題など、国内外の情勢が定まっていないことなどにも触れた上、「政府とは将来的にSelicを下げるための対策を話し合っているが、実際にSelicを引き下げるのは、それを責任を持って行える状況になったときだ」と語っている。
 イラン総裁が意味している「状況」とは、全国通貨審議会(CMN)が目標とする数値までインフレを下げることだ。現状のインフレ目標は4・5%だが、上下2%ポイントの幅が認められるため、上限値の6・5%が最低限の目安となる。

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