サンパウロ市東洋街のニッケイパラセホテルが先月に開いた慈善焼きそば会で、収益1万1339・67レアルが熊本県人会に寄付された。熊本地震の復興支援のため、熊本出身の池崎博文社長がイベントを企画。当日はビンゴつきの食券50レを求め、約400人が訪れた。
同ホテルで6日、贈呈が行なわれた。「告知も準備も時間がない中、大勢の方が来てくれた」と感謝を示し、「県人以外からの協力もあった。少しでも役に立てれば」との思いを込め、県人会の田呂丸哲次会長に手渡した。
田呂丸会長は慈善事業に感謝し、「移住者が多い熊本とあって心強い。立派な方々ばかりなので、我々もそれに応えなければ」と思いを新たにした。
当地で展開する募金活動は地元紙にも掲載された。県庁からも「涙が出るほど嬉しい」といったメールが届いている。当地の為替銀行を通じ、これまでに合計約38万レを送金している。