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Icesp=癌特効薬の治療実験開始=第1弾は10人の患者対象

 ジェラウド・アウキミンサンパウロ州知事は21日、サンパウロ市の癌研究所(Icesp)で25日から癌治療薬の治療実験を開始すると発表したと22日付エスタード紙が報じた。
 実験が行われる癌治療薬「フォスフォエタノラミーナ」は「癌用ピル」の名前で知られるもので、Icespはその安全性や効果を最大1千人で試してみる意向だ。治療実験のためのボランティアはいずれもIcespの患者の中から選ばれる。
 25日からの実験は第1段階で、10人の患者によって安全性を試す。そこで副作用が見られなければ第2段階に進む。
 第2段階は、肺癌、乳癌、前立腺癌、胃癌、膵臓癌など、10種の癌患者各21人への投薬で、薬が効いていると判断されれば、各々のグループの被験者をさらに20人ずつ増やす。
 Icesp理事のパウロ・ホフ氏によると、被験者には末期癌患者は含まない。安全性の確認には約2カ月、どの癌に効果があるかの判定には約6カ月かかる見込みで、1千人で実験するには約2年間かかるが、最初の結果報告は今年中に出す予定だという。
 癌用ピルの治療実験ははじめてだが、同薬は国家衛生監督庁(Anvisa)の認可が下りる前から癌患者の間に出回っている。開発者はサンパウロ総合大学化学研究所の元教授ジルベルト・シエリセ氏だ。同薬の動物実験は科学技術省を通じて行われたが、効用はまだ実証されていない。
 他方、USP内の核・エネルギー研究院(Ipen)職員が18日からストを行っている。それは上院が先週承認した連邦公務員の給与調整の対象から同院職員が漏れたためだ。同院はUSP付属施設だが、給与は国家核エネルギー審議会と科学技術省の予算から支払われている。同院は癌の治療や検査用の放射性資材の95%を生産・供給しており、各地の病院が検査や手術の停止や延期を余儀なくされている。

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