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女性コメディアンがNYで罵声浴びる=ブラジルを批判したため?

 ブラジルの女性コメディアン、マルセラ・タヴァレスさんが、ニューヨークのライブハウスで、観客のブーイングにあって退場するという一幕があった。
 23日、ニューヨークのメルローズ・ボールルームでは、ブラジルの人気ロックバンド、スカンキのショーが行われたが、話題をさらったのは、ショーの前にスタンダップ(漫談)を行ったマルセラさんだった。
 マルセラさんはマイクの前で、「今のブラジルは本当にひどいのよ。失業率がすごく高くて、求職サイトの利用者の方がフェイスブックの登録者より多いのよ」「あなたたちも大半がそのせいでここにいるんでしょ」などと話したが、会場に詰めかけたニューヨーク在住のブラジル人から罵声を浴び、仕方なく、退場せざるをえなくなったという。
 マルセラさんはこの一件後、自身のフェイスブックの動画で、「私はブラジルが好きだから、ネタにして言ったのに」「もう、こういうことになるんだったらブラジルから外には出ない」と語った。
 だが、このニュースを報じたG1サイトの書き込み欄には、実際にその会場にいたとおぼしき在米ブラジル人たちのコメントが相次ぎ、「マルセラは話を捻じ曲げている。彼女は、自分たち在米ブラジル人のことを不法滞在者呼ばわりしたんだぞ」と反論した。
 マルセラさんは、フェイスブックやユーチューブでのトークで話題を集める一方、女優としても活動しており、240万人のファンがついているフェイスブックには、自身のビデオなども日常的に掲載している。(26日付G1サイトより)