F1の興業王、英国人バーニー・エクルストン氏のブラジル人の妻ファビアーナさん(38)の母、アパレシーダ・シュンクさんが7月31日、サンパウロ州コチアで誘拐から9日ぶりに解放された、犯人も現時点で2人が逮捕された。1日付伯字紙が報じている。
アパレシーダさんは7月22日、サンパウロ市南部インテルラゴスの自宅で家具の配達員を装った男に誘拐され、2台の車で連れ去られた。犯人たちはその後、アパレシーダさんの家族に身代金1億2千万レアルを4回にわけて払うよう、メールを使って連絡していた。
警察は、逃走した車のナンバーを目撃者が覚えていたこともあり、そのナンバーを探した結果、その車がコチアにあることをつきとめた。
7月31日午後6時30分頃、警察はコチアの隠れ家を発見し、アパレシーダさんの身柄を確保した。アパレシーダさんは縛られたりはしていなかった。
現場ではヴィトル・オリヴェイラ・アモリン容疑者と、ダヴィ・ヴィセンテ・アゼヴェード容疑者の2人が逮捕されたがが、主犯と見られる男は捕まっておらず、現在も逃走中だ。なお、身代金は払われていない。
この誘拐事件に関する情報は、サンパウロ州政府にも逐次報告されていたという。ファビアーナさんとエクレストン氏はロンドン在住だが、今回の事件の報に急遽帰国したファビアナさんは、解放されたアパレシーダさんを思わず抱きしめた。
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