昨日付本紙でも報じた、英国のF1王、バーニー・エクレストン氏のブラジル人妻ファビアーナさんの母、アパレシーダさんの誘拐事件で、サンパウロ市市警が2日未明、主犯のジョルジュ・エウリコ・ダ・シウヴァ・ファリア容疑者を逮捕した。同容疑者はヘリコプターのパイロットで、これまでエクレストン氏がF1でサンパウロ市のインテルラゴス・サーキットに訪れるたびに移動用のヘリコプターの操縦を担当していたという。同容疑者がアパレシーダさんの自宅を知っていたのもそのためで、誘拐実行者として、2人の男性(既に逮捕)を雇ったという。仕事で絡んだ人が一転して誘拐犯になるのだから、油断もすきもない。
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今年1月からサンパウロFCの監督をつとめていたエドガルド・バウザ監督が、祖国アルゼンチン代表の監督に就任するため、退団することになった。バウザ監督は、サンロレンソを南米一にした実績を買われ、名将ムリシー監督の後を受けて就任したものの、サンパウロでの成績は18勝17敗13分と期待したほどではないまま、チームを去ることになった。今や同監督も司令塔のガンソも去ったサンパウロ。再建は誰に託す?
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7月のカンタレイラ水系に降った降水量はわずか5・9ミリに終わった。5月は中旬のみの雨で月間平均を超え、6月は平年の3倍も雨が降った同水系だが、7月の降水量は4月に続いて今年2度目の一桁。この秋冬は例年になく、極端な降水状態となっている。例年なら、8月は1年で最も降水が少ない月として知られているが、今年はどうなるか。
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