フェルナンド・ハダジサンパウロ市長と外部委託会社の間の交渉が難航し、市営公園で清掃や治安の問題が起きていると4日付フォーリャ紙が報じた。
サンパウロ市内の市営公園では4カ月以上前から、ゴミの多さや公衆便所の使用制限問題などが確認されている。緑と環境課のロドリゴ・ラヴェーナ課長によれば、委託会社が給与交渉のため、ストライキを起こしたという。
ルス公園の警備は7月30日以降、市警備隊(GCM)4人が車1台で行っている。以前は、アテント警備会社が警備員を8人配置していた。
また、2カ月前からは公衆便所二つの内一つが使えなくなっている。現在働いている職員たちも5日からストライキに入るため、同公園内の清掃作業は完全に止まる。
週1回、同公園内を走る写真家のオベルダン・ダ・ペーニャ・バレエイロ氏(42)は、「GCM4人で警備員8人分の仕事ができなければ、公園の治安はさらに悪くなるだろう」と語った。
アクリマソン公園で使える公衆便所は三つの内一つで、時間も午前6時~午後6時半だけ。従来は午後10時で使えた。7月29日までは3人で行っていた便所や公園内の清掃が、今は2人。ルス公園とアクリマソン公園の清掃はポテンザ清掃会社が担当している。
委託会社は契約の見直しを求めており、仕事上の不備や欠けがあれば委託会社に通達、翌日中に解決する約束だ。契約見直しは来週までに行われ、15~20日以内に正常化する見込みだ。
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