本日から実録小説「勝ち組」を掲載開始する。著者「かんばら ひろし」の本名は駒形秀雄エリオさん。サンパウロ市在住の戦後移民で、貿易商社「丸紅」で日本の設備機械、プラント類の輸入販売に携わり、その関連で諸外国を訪問している。
ブラジルの政治、経済問題に詳しく、いろいろな新聞、雑誌などに関連した解説記事を発表している。本紙にも時々、特別寄稿する。
今回の作品は、15年ほど前にカナダの邦字紙「日加タイムス」の文学賞で佳作に入ったもの。実際に起きた勝ち負け抗争の事件を取材して題材にし、小説風に膨らませたもの。その行間からはピリピリした当時の雰囲気が伝わる、真迫の小説といえそうだ。
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