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■ひとマチ点描■立石さん陸上審判でリオへ

立石正男さん

立石正男さん

 五輪といえば、どうしても選手に注目が集まるが、裏方としても日系人は大活躍している。たとえば陸上の審判を務める立石正男さん(74、二世)だ。
 戦前からの日系陸上の一大拠点、ノロエステ線プロミッソン生まれ。1957年に全伯陸上大会に100メートル走で出場したのが最初で、以後、優勝した経験もあるとか。1970年頃から審判を始め、かれこれ半世紀にもなる。
 今回の五輪では主に、砲丸ややり投げの距離を測る重要な仕事をする。「9日から21日までリオに行く。9月のパラリンピックも。すごく責任感じる。でも自分の好きな陸上のことで五輪に参加できて本当にうれしい」と笑顔を浮かべた。(深)