リオ五輪開幕から4日、現在のところ大きな問題もなく開催されているリオ五輪だが、フランスの新聞「フィガロ」紙のサイトが、リオ五輪の運営状況をほめる報道を行っている。
同紙サイトの記事は、契約者以外に読めないシステムになっているが、同国の全国ネットのラジオ局RFI局が記事の要約を報じたところによると、「多少の避けられない欠陥はあるにせよ、ブラジルは多くの奇跡的な瞬間や素晴らしい選手たちにふさわしい雰囲気を観客たちと一体となって作り上げている」と報じている。
同紙は特に、ブラジル人の他国選手に対するマナーの良さをほめている。その例としてあげられているのが、テニスのシングルでは世界ランキング1位だが、初戦でアルゼンチンの選手と対戦して敗退したノヴァク・ジョコヴィッチが、試合からの去り際に「自分たちの隣の国の選手が勝ったというのに、ブラジルは僕がまるで自分たちの国の選手であるかのように声援を送ってくれた」と感動して泣いたエピソードだった。
また、フランスの柔道選手で、リオデジャネイロ市をよく訪れるテディ・リネールが、リオの町が成長したことと共に、「リオの町の欠点ばかり言いたがる人もいるけど、僕だったらリオの人たちがどんなにエネルギッシュで喜びに満ちているかを言いたいね」と語ったことや、同国のポロ代表選手メージ・マエズーキが語った「ジカ熱かい? リオに蚊なんていないじゃないか。パリの方がもっといるよ」といった話も紹介していた。(9日付G1サイトより)
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