10日に行われた男子体操個人総合の決勝戦に進んだブラジル勢は、セルジオ・ササキが9位、アルトゥール・ノリが17位となり観衆を湧かせた。
ササキの9位はロンドン大会の10位を上回り、ブラジルにとっても本人にとっても最良の結果となった。決勝初挑戦のノリも17位という成績に満足し、インタビューでは相好を崩していた。
他方、11日に行われた女子の個人総合決勝戦では、ジャーデ・バルボーザが床の演技中に足を痛め、演技を中断するアクシデントが起きた。棄権を余儀なくされたジャーデは、応急処置後、車椅子で退場した。
レベッカ・アンドラーデは得意の床で最後を締めくくったが、観客総立ちで拍手を送った演技に13・766点しか出なかった事に、会場からは不満の声も上がった。
女子個人総合の1、2位は、シモーネ・バイルズとアリー・レイズマンの米国勢が独占。予選段階では4位だったレベッカは11位に終わった。