日本酒造組合中央会が先日、國酒(日本酒、焼酎、泡盛)普及事業のため、市内ホテルでセミナーと試飲会を行なった。三種を味わって違いを感じてもらい、理解を促すことが狙いという。
会場は一般人や飲食店関係者で大賑わいとなり、関係者も手応えを感じたというが、どこまで反響があるのかは未知数。報道関係は邦字紙のほかブラジルテレビ局が一社のみ。飲食に満足した一般人はそそくさと会場を後にしていたのが気になった。
製造者からすれば不評だろうが、「サケピリーニャ」(カクテル)がサケ普及に一役買ったことは否めない。焼酎、泡盛でブラジル式〃飲み方〃を考えるのも一つのマーケティングだ。ブラジル人記者を「酒蔵ツアー」に呼んで報道してもらうのもいい。試飲会以外に、もっと上手な方法がある気がする。(航)