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東西南北

 長い準備期間を経て開催されたリオ五輪も、2週間強の競技を終え、遂に終了した。開幕前は、やれラヴァ・ジャットだ、経済危機だ、大統領罷免だと騒がれ、ジカ熱に関しては国内外でも不安を煽る報道がされるなど、落ち着いている暇もなかったが、日程が進むにつれ、意外な競技でのメダル獲得や、お家芸のサッカーやバレーの調子が上がり、終了直前に金メダル獲得が相次いだ。運営も無事に終わったことで、リオ市もブラジルも良い印象で終わることができた。次にこうした国際イベントがあるのがいつかは不明だが、サッカーW杯、五輪をこなせたことは、ブラジルの将来にとってのひとつの自信になったような気がする。
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 悲願の五輪での金を獲得したばかりのサッカーだが、22日には早速、9月初旬開催のW杯南米予選のセレソンが発表された。やはり金メダル効果は大きく、五輪組からはネイマール、レナト・アウグスト、ガビゴル、ガブリエル・ジェズス、ロドリゴ・カイオ、マルキーニョス、ウェーヴェルトンと7人が選出された。勢いと運を持つ彼らが、今回から指揮をとるチッチ新監督のもと、快進撃をもたらしてくれることを期待したい。
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 リオ五輪は最後の土日が雨に見舞われたが、それに伴い、サンパウロ州でもまとまった降雨があった。そのため、8月のサンパウロ州6大水系の22日午前9時現在の降水量は、わずかに下回っているリオ・クラーロ水系を除く5水系で、既に月間平均降水量を上回っている。また、この土日以降、昨日、今日も冷え込みが続いているが、これがこの冬最後の寒さとなるか。