今年、創立90周年を迎えたブラジル沖縄県人会(島袋栄喜会長)は、写真展、芸能祭、式典をという3つの記念事業を企画した。
『写真展』は28日からサンパウロ州議会(Av. Pedro Alvares Cabral, 201)で開催。同会の歴史を振り返る。来月4日まで。
3日午後6時からは、1300年の歴史が凝縮された公演『琉球芸能の夕べ』をサーラ・サンパウロ(Praca Julio Prestes, 16, Santa Cecilia)にて。
記念式典は翌4日午前10時から、沖縄文化センター(Av. 7 de Setembro, 1670)で行なう。
県庁や県議会、各市町村から組織された慶祝団は57人。30日に着聖する。移民110周年を迎えるペルーや亜国、ボリビアからも県系人が参集し、結束を深める絶好の機会となりそうだ。
かつてないほどの大々的な関連事業を展開することになった。知念直義実行委員長は記念事業を前に、「若い世代が中心となり、日系という枠を超えブラジル社会に堂々と発信してゆくことが狙い」と企画に込めた思いを語った。
『琉球芸能の夕べ』の公演では、琉球王朝時代の古典芸能から、現代風芸能が披露され、玉城流扇寿会から総勢100人近くの出演者が参加する。島袋会長は「次世代への継承を願い、たくさんの人に参加してもらいたい」と呼びかけた。
問い合わせは同県人会(11・3106・8823)まで。