ペットや野生動物に咬まれ、狂犬病予防接種のサービスを求めた人の数は、09年~13年の5年間で59万人から69万6千人に18%増えたと29日付エスタード紙が報じた。保健省によると、前述の5年間に犬や猫、その他の動物に攻撃された人は約300万人(1分間に1人)いた。
ペットや野生動物に咬まれたりした時の措置は様々で、50・4%は、予防接種を施すと共に、危害を加えた動物が発症しないか10日間監視する措置がとられた。
21・7%は危害を加えた動物が予防接種を受けていたため、その動物の観察のみを行った。15・4%は野生動物などから被害を受け、動物の監視が不可能なため、予防接種を受けた。8%は野生動物に襲われ、大怪我をした場合で、予防接種の他に血清を使用し、即効耐性を提供する。
地域別受診者は、南東部1100万人、北東部80万7千人と続く。
子供の受診者は特に多く、全体の3分の1は14歳以下だった。12月に友人宅のラブラドールに噛まれ、顔に怪我をした2歳4カ月のグスターヴォ君)はその一例だ。同君は病院に運ばれ、破傷風の予防接種後に傷の手当を受けた。
リオ小児感染予防社会委員会のタニア・クリスチーナ・ペトラグリア委員長は「予防接種を受けた犬でも、顔や局部などの怪我の時は、予防接種を受けたほうが良い。動物の予防接種は完璧ではない」とした。