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願い事成就に祈りを捧げ=七夕祭りの短冊を焚き上げ

神事の様子

神事の様子

 先月にリベルダーデ広場で行なわれたリベルダーデ文化福祉協会(ACAL)主催の『第38回七夕祭り』で、願いを込めて笹竹に結ばれた短冊の御焚き上げが、先月13日に行なわれた。
 暴風雨から一転し、見事な秋晴れの空の下、15万人を超える来場者で大盛況を見せた今年の同祭。南米神宮の逢坂和男宮司による神事に続き、短冊一つ一つが焚き上げられ、煙となって天高く昇りゆくまで、会員ら100人近くが、願いの成就を祈ながら静かに見届けた。
 午後からはニッケイパラセホテルに場所を移し、慰労会が行なわれた。池崎博文ACAL会長からの挨拶の後、一部収益が援協、こどものその、憩の園、希望の家の福祉4団体へ手渡されると、各代表から謝意が伝えられた。
 4カ月近くに渡り、七夕飾りの準備をしてきた会員ら。同祭を無事に終え安堵した表情で、互いの労をねぎらい、昼食を楽しみながら親睦を深めた。池崎会長は、「実現のため協力してくれた皆さんに感謝したい。お陰様で、東洋街の七夕祭りは今や世界最大。楽しみに待ってくれている人が沢山いる」として、翌年の開催に意気込みを見せた。