ブラジル吟剣詩舞連合会(宮村秀光会長)が『第44回全伯吟剣詩舞大会』を9月7日午前10時から、大阪なにわ会館(Rua Domingos de Morais, 1581)で行なう。
「吟と舞」と題した今年は、総勢45人が出場し全73演目を披露する。川中島の戦いや白虎隊など歴史の名場面を、当時の情景をたっぷりと思い浮かべさせる詩を吟じながら、迫力ある剣舞を演じる。
詩吟の現代語訳や解説、ポ語での説明書きなど40頁に及ぶ資料を準備し、老若男女問わず分かりやすいような解説が用意された。ほか流行の歌謡吟詠など新たな趣向も取り入れ、次世代に伝承するために、精力的な取り組みをしてきた。
来社した一行は、「若いブラジル人衆も歴史の背景を学び、心を込めて日本人顔負けの詩舞を披露します。表面的な華やかさだけでなく、演じられる歴史の中身や人々の心情など、奥深さを味わってもらえれば」と広く来場を呼びかけた。
問い合わせは同会(11・5543・6387)まで。