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サッカーW杯南米予選=ジェズスが2得点デビュー=チッチ新監督の初陣飾る

得点をあげ歓喜するジェズス(Lucas Figueiredo/CBF)

得点をあげ歓喜するジェズス(Lucas Figueiredo/CBF)

 1日、エクアドルのキトでサッカーW杯南米予選第7節の対エクアドル戦が行われ、ブラジル代表(セレソン)はガブリエル・ジェズスの2得点の活躍などで3―0で快勝し、チッチ新監督の初采配となった試合を白星で飾った。2日付伯字紙が報じている。
 チッチ監督はこの日、リオ五輪で活躍し、この日がセレソン・デビューとなった19歳のジェズスをセンター・フォワードに、コリンチャンス監督時代の教え子のパウリーニョとレナト・アウグストを2列目に置くという、ドゥンガ監督時代とがらりと違う先発で臨んだ。これが功を奏し、セレソンは前半から押し気味に試合を運んだ。
 最初の得点は後半24分、相手側ペナルティ・エリアでジェズスが押し倒されるファウルで得たチャンスを、ネイマールがフリー・キックを決め1点を先取した。
 さらに後半30分には、相手サイドバックのパレデスが、レナト・アウグストに後ろからぶつかり、右足を蹴ったことでレッドカードの退場処分となった、
 すると後半41分、マルセロからゴール前に受けたパスを、ジェズスが横を向いた状態から右足で方向を変えるようにゴールに押し込み、2点目をあげた。
 さらにロスタイムの46分には再度、ジェズスが、ネイマールからのペナルティ・エリア前のパスを受け流すように見せかけてディフェンダーを躊躇させたあと、ボールを豪快に蹴り上げてダメ押しの3点目をあげた。
 セレソンでのデビュー戦を2得点で決めたジェズスは「これ以上ない最高の滑り出しになった」と嬉しそうに語った。
 この勝利で、セレソンの順位は6位から5位に一つ上がったのみだが、1位のアルゼンチンとは2点差、ウルグアイ、コリンビア、エクアドルとは1点差となり、W杯出場枠内に近づいた。
 次戦は6日、ブラジル内で行うコロンビア戦だ。