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サンパウロ市内の公園管理不足=機能しない噴水や遊具、水族館も

 サンパウロ市内の公園が管理不足のため、汚れや遊具の損壊、陥没した舗装など多くの問題が見つかっている。1日20万人が訪れるイビラプエラ公園などでも、壊れたベンチや引き抜かれた標識、機能しない霧吹き機などが見つかっている。
 登るためのはしごのパイプが欠落した滑り台付きのジャングルジムや、壊れた木製の柵などの問題は、子供用の遊具にも見つかっている。
 アクリマソン公園に設置された霧吹き機は機能せず、ロベルトソン通りからの入り口の左側に見える小さな人工池は放置されている事がわかる。ドン・ペドロ2世公園はごみが散乱し、浮浪者のたまり場になっている。
 改装のために閉鎖されているイピランガ美術館のそばにあるインデペンデンシア公園では、噴水が壊れたままだ。噴水がある池も、雨水が溜まっているか、渇いているかのどちらかだ。
 フェルナンド・ハダジ市長の市長令令で公園として認められたサンパウロ市西部のポル・ド・ソル公園には、ペットボトルや壊れたゴミなどが散乱している。隣接するヴィラ・ロボス公園のラン栽培所も、なにも植えられていないと言った方が良い状態だ。
 モルンビ区のブルレ・マルクス公園の湖は緑色でビニール袋が浮いている。アウフレド・ヴォウピ公園では、遊具の管理に問題がある。
 市内南部のポーヴォ公園の運動場にある遊具の網目は縄が切れており、センチードス植物園の花壇の一つには枯れた植物と汚物が散乱している。また、自転車道の舗装には割れ目が入ったりしている。
 市内北部の青少年公園には木立の歩道はなく、バラ・フンダ地区に所在するアグア・ブランカ公園にある子供用の遊び場では、21基のブランコの内7基が使えなくなっている。ルス地区の植物園内の噴水も機能しなくなっている。同じ場所にある地下水族館の水槽は本当に汚れ、魚を見る事は出来ない。(4日付エスタード紙より)