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ブラジル大学=財政危機でも世界順位上昇=最良はUSPの120位
英国の大学評価機関、クアクアレリ・シモンズ社(QS)が毎年9月に公表する「世界大学ランキング」によると、サンパウロ総合大学(USP)、サンパウロ州立カンピーナス大学、リオ連邦大学が上位400位に入り、その順位も、それぞれ120位(昨年143位)、191位(195位)、321位(323位)に上昇した。6日付伯字紙が報じた。
同ランキングの上位800位に入っている国内の大学22校中、5校は順位が下降、14校は昨年と同じだった。順位が大きく上昇したUSPは、2013年以降、教職員への給与額が州からの支給額を上回り、赤字に陥っている。USPの教職員は今年上半期も、学生の支援を受けながらストライキを起こした。
USPの順位上昇は学術論文の評価と、雇用者としてのUSPの評価が上がった結果で、14、15年と2年続いた順位下降が食い止められた。
USPのマルコ・アントニオ・ザゴ学長は「QSによるランキングは毎年変わるが、本学の地位はラテンアメリカだけでなく、イベロアメリカの中でも確立されている」と語り、「QSの指標やランキング改善が本学の目標ではない。より大切なのは大学全体の質の向上だ」と強調した。
ブラジルはQSのランキング上位800校に22大学が登録され、ラテンアメリカの高等教育を牽引している。メキシコは14校、亜国は16校だ。
ただし、今年の評価では、22校すべてが学生と教員の比率での評価が下がっており、手放しでは喜べない状況だ。
QSのランキングは、学術調査の世界的評価(40%)と雇用者の評価(10%)、学生と教員の比率(20%)、教員一人当たりの論文引用率(20%)、外国人教員比率(5%)、留学生比率(5%)の6指標で決まり、今年は81カ国の916校が選ばれた。