深刻な少雨、干ばつに泣くアクレ州で、貯水池の水が底をつきそうな町も出ていると8日付G1サイトが報じた。
同州の少雨、干ばつは歴史的で、チアン・ヴィアナ知事は、アクレ川の水位が1・88メートルとなった7月7日に非常事態を宣言(官報掲載は8日)した。アクレ川の水位はその後も低下し、7月29日には観測開始(1971年)以来最低の水位1・49メートルを記録。これまでの最低は2011年9月の1・5メートルだった。
貯水池の水が底をつきそうなのは、リオ・ブランコから105キロのアクレランジアだ。人口1万4千人の同市には三つの小川から流れ込む水を溜める貯水池があるが、小川二つが干上がり、水位が急速に低下した。
同州水道局によると、2・8メートルあった貯水池の水位低下は、小川二つが干上がった後は4日間で1メートル以上と激化。6日には給水制限を強化し、2日に1度の給水としたが、7日現在の水位は一番深い所で75センチしかなく、何もしなければあと4日間で干上がるという。
同市に最も近いアブナン川は17キロ先。水道局は貯水池の傍の魚の養殖場から水を引かせてもらう事も交渉中で、水路設置や給水制限拡大が奏功すれば20日位持ちこたえられるというが、その後も見通しは厳しい。