リオで開催中のパラリンピックでブラジルは、11日の競技終了時点でメダル獲得ランキングの5位につける健闘を見せている。11、12日付伯字紙が報じている。
11日までのブラジルのメダル獲得数は金6、銀11、銅7で、中国、イギリス、ウクライナ、アメリカに次ぐ5位だ。
週末の10、11日でブラジル勢の金メダルは三つ増えた。10日は男子陸上円盤投げ下半身障害者の部のクラウジネイ・バチスタ・ドス・サントスと、女子陸上槍投げ脳性麻痺者の部のシルレーネ・コエーリョが優勝。11日は、男子陸上100メートルの腕切断者の部で、ペトルシオ・フェレイラ・ドス・サントスが同種目の記録を24年ぶりに更新し、10秒67という驚異的な速さで金メダルを獲得した。また、この種目では3位にもブラジルのヨハンソン・ナシメントが入り、表彰台三つの内、二つを独占した。
また、「パラリンピックのマイケル・フェルプス」と呼ばれ、8日に男子水泳200メートル自由形で金メダルを獲得していたダニエル・ジアスは、9日の男女混合200メートル自由形リレーで銀、10日のバタフライ50メートルで銅、11日の100メートル平泳ぎで銀と、今大会でも四つのメダルを獲得し、通算メダル数を19個に伸ばしている。
10日には、柔道でも三つの銀メダルを獲得した。準優勝者は、女子70キロ級のアラナ・マルチンス・マルドナード、男子100キロ級のアントニオ・テノーリオ・シウヴァ、男子100キロ超級のウイリアンス・シウヴァ・デ・アラウージョだ。
そのほかには男子陸上100メートルの視覚障害者の部でフェリペ・ゴメスが銀、男子陸上100メートル知的障害者の部でロドリゴ・パレイラ・ダ・シウヴァが銅を獲得している。
12日も午後3時現在で銀メダルが三つ増えている。