郵便局職員組合の一部が14日夜の総会で、15日からストライキを決行する事を決めた。全国工業技術連盟(Fentec)によると、ストライキには6州が参加しており、業務停止期間は交渉次第だという。
ストライキに参加しているのは、セアラー州とミナス・ジェライス州、ピアウイ州、リオ・グランデ・ド・スル州、サンタカタリーナ州、セルジッピ州の6州だ。郵便公社は時間外残業や他の部署の職員を回すなどの方法で、業務を継続するとの文書を出した。同公社によると各地の局は開いており、Sedexの配達や局内銀行のサービスは通常通り行われているという。
36の労働者組合中25の組合は、公社側が提示した給与調整案に賛成した。公社側が提示した調整率は9%で、6%は8月から、残りの3%は2017年2月から調整される。その他の恩恵の調整率は8・74%となる。また、保健プランなどの項目は、2015/2016の労働協約が遵守される。25の労組に加入している職員は全職員の98・6%、11万4667人に及ぶ。
一方、ストに参加しているミナス州の郵便局職員、デメトリオ・サレス・カマルゴス氏は、ストライキの理由は「同州職員は解雇や転勤を恐れて、郵便局の民営化に反対しているから」と語っている。モンテス・クラーロ市の郵便局では職員の約半分がストライキに参加している。
再調整案に賛成したのは、アクレー州、アラゴアス州、アマゾナス州、アマパー州、バイーア州、連邦直轄区、エスピリトサント州、ゴイアス州、マラニョン州、マット・グロッソ・ド・スル州、マット・グロッソ州、パラー州、ペルナンブッコ州、パラナ州、リオデジャネイロ州、リオ・グランデ・ド・ノルテ州、ロンドニア州、トカンチンス州と、サンパウロ州のサントス市とバウルー市、カンピーナス市、リベイロン・プレット市、サンパウロ市周辺部、ミナス州のジュイス・デ・フォーラ市、ウベラバ市の組合だ。(15日付G1サイトなどによる)