7月の全伯相撲大会の試合前に、ちょっとした揉め事が起きた。代表者が当日朝、大会ルールを調整するのだが、「聖南西の参加選手が多すぎる。複数チームにしてくれ」との要望が出た。
選手を多く抱える地域は、自然と強い力士も多いだろう。それが一チームとして争ったら、人数の少ない地域のチームとは、戦う前から勝敗が決まっているも同然。それなら強い地域を複数のチームに分けて、強い力士を分散―と要望しているようだ。
役員らは「昔はもっと揉めていた。今は大人しいほう」と笑うが、30分以上そんな話し合いをしては、肝心の選手らが体を冷やしてしまう。
結局その要望は却下された。登録選手数の上限を決めるとか、A、Bチームを編成して参戦するとか解決策があるはず。神聖な相撲競技らしく、できるだけ〃同じ土俵〃に立って戦う策を探るのも大事? (祐)