【リオデジャネイロ共同】在リオデジャネイロ日本総領事館は16日、パラリンピックが開催されているリオの観光名所コパカバーナ地区で日本人が窃盗被害に遭ったと発表した。一方、日本人が落とした財布を地元ブラジル人が拾って総領事館に届け、持ち主に無事に返る出来事があったことも明らかにした。
7日のパラリンピック開会後、リオで日本人が犯罪被害に遭ったことが判明したのは初めて。
事件が起きたのは14日。コパカバーナ海岸沿いの大通りで、男性が売店のいすに座っていたところ、隣のいすに置いていたバッグがなくなった。中には携帯電話3台やクレジットカードなどが入っていたという。
一方、リオ在住のブラジル人の男性医師が5日、リオ中心部で日本人のものらしい財布を拾ったと総領事館に届け出た。
中には持ち主の身分証明書やホテルの領収書が入っており、財布は持ち主に返還された。中の現金などは無事だった。
男性医師は「ブラジルで悪い思い出をつくってほしくない」と届け出の理由を語っていたといい、総領事館の担当者は「ブラジルも捨てたものじゃない」と話している。
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