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パラナ連邦大学=移民・難民に受け入れ枠=10月17日までに登録

 パラナ連邦大学(UFPR)が移民、難民の学生受け入れ枠の広告を出した。UFPRが実施する『Provar』の一つとなる。Provarとは空いている学生枠を他大学やUFPR内の学科の修了者に与えるもので、ブラジル人向けに募集をかけた後も残っていた枠を移民や難民の人たちに提供する。
 ブラジル当局から正式に承認された移民や人道ビザ所持者、自国の高等教育機関に通っていた難民が出願できる。出願は無料で、希望者は10月17日までUFPRのサイトで応募すればよい。
 出願の際はUFPRに設置されている学科を選ぶことになり、大学側が出願先の学科と本人が自国で受講していた学科と比較した上で受け入れを決める。
 講義は2017年から始まるが、この時期に募集をかけたのは、ポ語能力が低い出願者が講義内容に追いつけるよう、ポ語を習得する時間を与えるための措置だ。
 すでに大学を卒業した人道ビザ所持者や難民ビザ所持者に対しては、母国での卒業証書(学位)を再認定するための審査も行われる。学位再認定は理論や能力、スキルの試験(筆記と適性検査)によるが、場合によっては面接試験も行われる。試験はポ語で行われるため、試験の結果で専門分野でのポ語運用能力も測られる。こちらの出願期限は10月5日となっている。(20日付G1サイトより)