サンパウロ市地下鉄4号線のプラットフォームに、最新鋭の小型電光パネルが登場した。このパネルは、ホームで電車を待つ乗客に、次に来る電車に関する情報を伝える役目を果たす。まず、電車がやってくるまでの待ち時間を教えてくれた上、電車の混み具合を、混雑度の高い順に赤・黄・緑の3色で表示。さらに、どの車両に車椅子や自転車が入れられるかの情報も示してくれる。民間業者が運営する4号線ならではのリッチでモダンなサービスで、利用者からの受けは良さそう。だが、そうした情報より、完成が何年も遅れている、残り3駅を早く作って欲しい、との声もありそうだが。
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今月6日から始まった銀行のストはいまだに決着を見ることなく、20日でとうとう15日目を迎えた。この間、全国の銀行の56%にあたる1万3071軒、大サンパウロ市圏で1118軒の支店が窓口を閉め続けていることになる。市からの補助金受給者へのサービスなど、インターネットや現金自動引き落とし機、ロテリカでは難しい作業も少なくないので、多くの国民はなんとか早く業務を再開して欲しいと願っているのだが、果たして銀行員と銀行との折り合いは着くのか。
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過密日程で知られるブラジルのサッカー界。ついこのあいだの日曜に試合があったばかりだというのに、今日は並行してブラジル杯のベスト16の試合が組まれており、全国選手権首位のパルメイラスも、パライバ州でボタフォゴPBと試合を行う。全国選手権にレギュラーを集中させたいパルメイラスは、この試合を控えで臨むようだが、さもありなんだ。