ブラジル野球代表が明日から、世界一を決める第4回WBCの予選に臨む。英国ら4カ国と本選出場の1枠を争うもので、初戦は22日昼のパキスタン戦。チームは現在、開催地の米ニューヨークで合宿しており、来年3月の本大会に向け関係者は「なんとしても突破しないと」と鼻息荒い。
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なお今回のセレソンには外国勢として、楽天のルシアノ・フェルナンド、巨人の金伏ウーゴ両選手がチームに加わっている。だが米メジャーのヤン・ゴメス、パウロ・オルランド両選手始め、広島カープの仲尾次オスカル投手らの名前は無し。所属球団から許可が下りなかったためだ。チームから「外せない戦力」と考えられている証拠と考えれば仕方なしか。ちなみに日本や米国、前回優勝国のドミニカなど、12カ国は予選免除となっている。
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日本ブラジル中央協会(東京都港区)の機関紙『ブラジル特報』9月号が刊行された。表紙を開いた3頁目にいきなり、徳久俊行会長によるピニャール移住地の紹介文があり、ビックリ。同紙にあった「進出企業の日本本社が読むもの」との先入観を打ち破る内容だ。岸和田仁さんによる「ラテンアメリカ文学英訳の巨匠グレゴリー・ラバッサの死」も興味深い一文だ。ガルシア・マルケスの『百年の孤独』の英語訳を手がけ、著者本人をして「私のスペイン語原文より優れている」と言わしめた翻訳者だとか。ノーベル文学賞受賞者本人よりも文章が上手な翻訳者とは、何者か。というか、そういう人が訳して英語世界で定評が広まったから、ノーベル賞がとれたのか。同特報のバックナンバーはサイト(http://nipo-brasil.org/tokuho/#bn)で閲覧可。