移民百周年記念事業の一大企画として落成したパラナ州マリンガ市の日本公園の新会長に、今年5月から埜真ジョンさんが就任している。あいさつのため来社した新会長は、「資金難を様々な催しで補いたい」と展望を語った。
総敷地面積は約10万平米で、半分以上を占める日本庭園はブラジル国内最大。落成から2年が経ち、毎週末1500人ほどの来客で賑わいを見せる。一方、広大な敷地を有する同園の管理にあたって、資金面の課題も抱えているという。
埜真会長は「就任してから関係者一体で、同園内の維持管理を行ってきた。経営に困難はあるが、運営資金調達のために集客力のあるイベントを開催し、良い方向になるように尽力したい」と語った。
10月15日には、同園内で初めてとなる生け花展示と裏千家のお茶会を企画。12月にはクリスマスの装飾を施し、コーラスやライトアップも予定しており、「立派な日本庭園ですので、ぜひ美しい自然を堪能してください」と呼びかけている。
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