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ブラジルに春の訪れ=10月までは寒気も居座るか

 南半球では9月22日の午前11時21分、暦の上での春が訪れた。
 22日午前5時付G1サイト電子版によれば、今年の冬はブラジル南部、南東部での気温が低い典型的な気象傾向を示した。国立宇宙調査研究院の気象観測センター(CPTEC/INPE)によると、今後数カ月で、南部、南東部でも徐々に気温は上昇していく。
 気温の上昇はあるものの、ブラジル南部から入ってくる寒気によって形成される寒冷前線が定期的に南部、南東部を襲い、そのつど気温は大きく下がる見通しだ。
 気象予報士のファビアーニ・カザメント氏は「10月いっぱいは南からの寒冷前線が定期的におとずれる。この動きは春の深まりと共に弱くなっていく」と語った。
 気象観測センターは、ブラジル中央部は好天続きで気温も上昇するとした。北部、北東部は年間通じて気温の変化は少ない。
 気象予報によると、南部の降水量は平年を下回ると見られている。南東部では10月上旬に雨が多く、11月、12月にかけて平年並みの降水量になると見られている。
 北部、北東部ではかなりの確率で雨の少ない春になると見られている。
 春は12月21日の夏の訪れを持って終わりを告げる。