来年3月に行なわれる第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の予選第4組が米国ニューヨークで開幕した。ブラジル代表は22日午後、MCUパークでの初戦パキスタン戦に10―0(7回コールド)で勝利。本大会出場に向け幸先良いスタートを切った。
英国、イスラエルを加えた4カ国で本選出場1枠を争う予選。チームは試合前日までに、全員揃っての合同練習を3日間消化した。現地を訪れているアチバイア野球クラブの辻修平さんからは、事前合宿の様子が本紙に寄せられている。
「佐藤允禧総合コーチの談話では、『練習メニューを順調に消化し、チームとして仕上がってきている。開幕戦に気持ち良く臨めるよう準備OK』と明るい表情で報告があった」。
また開幕戦前日は本番会場で練習に臨んだ。「初体験の全面人工芝のグランドでハツラツとノック。投内野の連係プレー、実戦想定のフリーバッテイングなどで仕上げる。ベテランの佐藤レイナルド二朗主将(ヤマハ)の下、大変明るい雰囲気で戦える集団になりつつある」と期待を寄せている。
次戦は今日23日、英―イスラエルの勝者と対戦する。
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WBC予選の初戦で、幸先よく勝利したブラジル野球代表。6回までに6点を先制し、アチバイア出身の先発ジェアン・トーメが5回を投げ、無失点で押さえた。公式サイト(www.worldbaseballclassic.com)で生中継を見ることができる。23日はニューヨーク時間正午開始を予定。当地からも応援を。