ジエゴ・アウヴェスが新記録樹立=PKをもっとも止めたキーパーに

スペインのサッカー・リーグ、リーガ・エスパニョーラのヴァレンシア所属のブラジル人キーパー、ジエゴ・アウヴェス(31)が、25日に行なわれた対レガネス戦で、同リーグ史上における新記録を樹立した。ジエゴはこの試合で、「もっともPKを止めたキーパー」として名を記されることとなった。
その場面は、この日の後半17分に起こった。ペナルティ・エリア内で自チームの選手がおかしたファウルによって、レガネス側にPKのチャンスが与えられた。
これを、アルゼンチン出身のレガネスのフォワード、シマノウスキーがゴール左に速く転がしたシュートで決めようとしたが、反応よく右に飛び出したジエゴがはじき返して得点を許さなかった。
この瞬間、ジエゴは、自身が持っていたリーガでのPK阻止記録を17に伸ばし、これまで並んでいたアンドーニ・ズビザレッタ(バルセロナ)の記録を抜いて単独トップに立った。
ズビザレッタと言えば、1980年代半ばから90年代後半に至るまで、スペイン代表のキーパーとして126試合に出場した名選手だ。この記録がいかに立派なものかはこれでわかるだろう。
ジエゴはアトレチコ・ミネイロのキーパーとして2005~07年に活躍した後、07年にスペインのアルミラに移籍し、ここからリーガで活躍するキーパーとなった。11年にヴァレンシアに移籍して現在に至るが、足掛け10年で作った記録と言うことになる。
この17のうちには、12年2月のメッシ(バルセロナ)や15年3月のクリスチアーノ・ロナウド(レアル・マドリッド)といった、そうそうたる選手のものも含まれているから、なおさら価値が高い。
だが、これほどのキーパーであるにも関わらず、なぜかジエゴにはセレソンからなかなかお呼びがかからない。2011年に初召集を受けて以来、6年でセレソンのゴールを守ったのはわずか9試合に過ぎない。
12年にマノ監督時代に一時レギュラーをつかみかかったときがあったが、13年にフェリポン監督に代わると呼ばれなくなり、14年W杯後にドゥンガ監督の下で召集を受けたが、ジエゴ本人がその後に故障したこともあり、以降、呼ばれてもジェフェルソンの控えで、さらにチッチ監督になってからも召集を受けていない。
言い換えれば、ものすごく贅沢な控えキーパーが、困ったときのブラジルにはいるということにもなるのだが、彼のセレソンでの出番はやってくるか。