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リオ市=カメラマン殺人事件公判=最高裁が陪審制を決定

 ブラジルTV局のカメラマン、サンチアゴ・アンドラーデさんが2014年2月にリオで取材中、強力な打ち上げ花火の直撃を後頭部に受けて死亡した。この事件の容疑者2人の裁判を陪審制で行うことを最高裁が27日に決定したと、28日付現地紙が報じた。
 容疑者カイオ・デ・ソウザ氏(24)とファビオ・ラポーゾ氏(24)の二人は、黒装束でデモに紛れ込み破壊活動を行う集団ブラック・ブロックの一員だった。
 検察側は、容疑者はその行為が被害者の命を奪うと認識していたとしている。さらに「不誠実な動機」「爆発物使用」「被害者に全く避ける術がなかった事」による三重の加重刑罰により、禁固30年が求刑される見通しだ。
 アンドラーデさんはリオ市中心部でのバス運賃値上げ反対デモの取材中に、2人の容疑者達が点火した打ち上げ花火の直撃を後頭部に受けた。すぐに病院に搬送されたが、頭蓋骨損傷のため、数日後になくなった。
 容疑者は13カ月の拘束を受け、15年3月にいったん釈放された。今は位置情報発信機の足輪をつけられ、デモへの参加制限と、他州への移動を禁じられている。
 両容疑者の弁護人であるワラシ・パイバ弁護士は「両名は陪審裁判に出頭する必要がないと考える。陪審裁行きを命じた最高裁さえも犯罪の発生の有無、責任が本当に両者に帰するのか否かに対し確証が持てていない。最高裁の決定は尊重しなくてはいけないが、我々は控訴する」と語った。

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