南米サッカー連盟(Conmebol)が9月27日に、リベルタドーレス杯の方式を来年から変更すると発表した。
出場チームが現行の38チームから42チームに増えるため、ブラジルからの出場チームは、全国選手権上位4チームとブラジル杯優勝チームの計5チームから、全国選手権上位5チームとブラジル杯優勝チームの計6チームに増える事が有力視されている。
リベルタドーレス杯は長い歴史を持ち、優勝すればクラブW杯に出場できる事から、多くのチームは、全国選手権で優勝できなくても、上位4位に入って、来年のリベルタドーレス杯出場権を確保する事を目標に掲げている。
全国選手権も残り11節となり、優勝の行方は首位パルメイラスか、2位のフラメンゴに絞られた感があるが、4位争いは、9位のポンチ・プレッタまでチャンスがある。
それが「5位までに入れば良い」なると、その可能性は11位のシャペコエンセまで拡がる。
リベルタドーレス杯改革案には出場枠拡大の他にも、過密日程を避けるための大会期間拡大や、UEFAチャンピオンズリーグを真似て、決勝戦を中立地一発勝負に変更することなどが盛り込まれている。
しかし何と言ってもインパクトが大きいのは、出場枠拡大に伴うブラジルチームのチャンスの増大だ。多くのチームが監督と来年も契約を延長する目安として、「リベルタドーレス杯出場権確保」を定めている。
全国選手権が佳境に入るタイミングで降って湧いた吉報により、多くのチームには最終節まで「優勝」、「リベルタドーレス出場権」、「1部残留」といった目標が生まれ、消化試合減少に一役買いそうだ。(規)
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