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暴走車が母娘を轢き殺す=助けもせずに逃走も逮捕

 2日夜、サンパウロ市東部グアイアナゼスのウタロ・カナイ大通りで、暴走車が母と娘を轢き殺す事故が起きた。4日付伯字紙が報じている。
 午後10時頃、同大通りの歩道を歩いていた販売員のジェシカ・ロドリゲスさん(20)と夫のマテウス・アルビーノ・ダ・シウヴァさん(21)、娘のマリア・エドゥアルダちゃん(3)を、猛スピードで逆行してきた車がはねた。
 3人は病院に運ばれたが、ジェシカさんとマリアちゃんは病院で息を引き取った。マテウスさんも負傷したが、命には別状がなかった。
 事故車は真っ逆さまになり、運転手も負傷したが、被害者らを助けようともせずに逃げたが、治療を受けに行った病院が一家の運ばれた病院だったため、一家を案じて来た警察に逮捕された。
 犯人は移動販売員、ルイス・エンリケ・アパレシード容疑者(33)で、同容疑者は当初、軍警に対し「自分も一家と同じ車に轢かれた」と言い張ったが、証言を3度変えた後に、自分が轢いたことを認めた。
 事故車にはナンバープレートが2枚あり、偽造車と判明。犯人は酒気帯び運転だった。