マルクス・ベルトラン下議(民主運動党・PMDB)は5日、新観光相に就任し、テメル大統領臨席の元、就任式典を行ったと5、6日付現地紙サイトが報じた。
「戦略的なアプローチで、この分野を伸ばして行きたい。観光業は持続可能産業で、外貨獲得に貢献し、地元に職をもたらし、投資も呼び込む。関係各省との対話を継続していく」とベルトラン新大臣は語った。
テメル大統領(PMDB)は、「ベルトラン新大臣は、雇用創出の観点から観光政策を進めてくれると信頼している」と述べた。
新観光相は、アラゴアス州コルリーピ市長時代(05―12年)に、国からの補助金打ち切りを免れるために、市の財政状況を偽った疑いで最高裁に告発されている。
新大臣は証拠書類を持参し、潔白を訴えた。「私はいかなる罪も犯していない。百歩譲っても行政手続き上のミスに過ぎない。必ず近いうちに全て明らかになると確信している」と報道陣に語った。
新観光相はレナン・カリェイロス上院議長(PMDB)に政治的立場が近く、同郷でもある。「下院で審議中の公費歳出上限を定めた憲法改正案(PEC)が、次は上院に回るため、政府側が上院議長に配慮して今回の任命をした」との分析をする政治評論家も多い。