今月30日に行なわれるリオ市長選の決選投票に冠するダッタフォーリャの最新世論調査で、マルセロ・クリヴェラ氏(ブラジル共和党・PRB)がマルセロ・フレイショ(社会自由党・PSOL)を現時点ではリードしていることがわかった。6日付現地紙が報じている。
リオ市長選は、ウニベルサル教会との結びつきの強さで知られるクリヴェラ氏と、急進左翼のフレイショ氏という両極端候補による決選投票と言われる。
そのため、一次投票直後から高い注目を集めていたが、5~6日に行なわれた世論調査では、クリヴェラ氏が44%対27%、「わからない」の回答を除いた場合は62%対38%の差で優勢と言う結果が出た。
一次投票の際はクリヴェラ氏が27%、フレイショ氏が18%だったので、比率的には、ほぼそのまま。
今回の結果に関し、フレイショ氏は「これからクリヴェラ氏とのテレビ公開討論もあり、数字は変わりうる」とした。クリヴェラ氏も楽観的な言及は避けている。
現時点で4位に終わった右派のフラヴィォ・ボルソナロ氏(キリスト教社会党・PSC)はクリヴェラ氏の支持が確実視されている。だが、エドゥアルド・パエス現市長の後継候補で、3位に終わったペドロ・パウロ氏(民主運動党・PMDB)の支持先は明らかにされていない。