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ブラジル人大司教が新枢機卿に=サンパウロ州出身、新任17人の1人

 フランシスコ法王が9日に任命した17人の新枢機卿の中に、ブラジル人大司教がいたと10日付現地各紙が報じた。
 今回枢機卿に任命されたセルジオ・ダ・ロッシャ氏(56)はブラジリア大司教で、ブラジル司教会議(CNBB)の議長も務めている。サンパウロ州内陸部の人口1万人余りの町、ドブラーダに生まれた。サンカルロス市、カンピーナス市で神学を学び1984年に聖職に就いた。
 サンカルロス市で修道士として働いていた時には神父と、哲学、倫理神学を教える神学校教師を兼任していた。その後ローマのポンチフィシア・ラテン大学で博士号も取得している。
 2001年には当時の法王ジョアン・パウロ2世によって、セアラー州都フォルタレーザの司教補佐に任命され、07年にはピアウィ州都テレジーナ大司教となった。11年に現職のブラジリア大司教に就任した。
 今回任命された17人の新枢機卿は、次回の枢機卿会議で正式に承認される。セルジオ・ダ・ロッシャ新枢機卿とその他12人の新枢機卿は80歳以下で、次回の法王選出選挙での投票権を持つ。今回の前からブラジル人枢機卿は10人おり、うち4人は80歳以下。