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東西南北

 9日、次期市長と現市長が共にサンパウロ市を代表する大通りに登場して話題を呼んだ。次期市長のジョアン・ドリア氏は西部ファリア・リマ大通りにサイクリング・スーツを着て登場。連れの人たちと共に自転車道の視察を兼ねたサイクリングを行なった。市長就任の際には自転車道を削減するのではと噂される同氏だが「よく検討したい」としている。一方、ハダジ現市長はパウリスタ大通りでの「市長お別れ会」に登場し、社会活動団体などから温かい歓迎を受け、観衆からは「18年のサンパウロ州知事選に出て!」との掛け声も。そうした噂は今までなかったがハダジ氏の胸中やいかに。
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 7日、サンパウロ市コンソラソン区にある州立カエターノ・デ・カンポス高校で、生徒らが立てこもり、翌日、軍警と折り合いが着くまで約1日のあいだ占拠を続けた。彼らが立てこもった理由は、連邦政府による教育課程を変更する改正法案に反対するため。参加者は「倫理や社会などが選択科目になるのは教育上に悪い」「選挙では変えることができないからこうやって反対する」と語っていたとか。彼らの声が政治家たちに届くか。
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 9日のサッカー全国選手権、首位のパルメイラスはロンドリーナで開催された、最下位のアメリカMGとの試合を2―0で勝利を飾った。これで4連勝となり、2位フラメンゴとの勝ち点差3をキープした。下位チームとの対戦が続いているパルメイラスだが、そういう試合でも力を抜かないところが今期の強みだ。